7月から始まった『自分の街を知ろう!』シリーズ。第一弾は、かわぐち鋳物編でした。今回の第二弾では~食物・植物編~です。幼児、小学生~大人を対象としたクラスでは『藍の生葉染め』の体験を企画しました。もちろん、藍の生葉からです。大量の藍の葉は地元の肥留間農園さんから仕入れました。初日はご指導にもご協力いただきました。
企画をする中で私も初めて知ったことがたくさんありました。藍染めの身近なものをいえば、私たちが日頃よく履いているジーンズなども昔は藍染だったとか。浴衣や手ぬぐい、のれんなどもありますよね。また保湿効果や防虫効果もあり、日本でも肌着として着用されていたこと。葉や茎を煎じて漢方薬として使われていたこと。またエジプトではミイラを保存するための包帯にも藍染が使われていたとか・・。そして、地元川口市(とくに鳩ヶ谷地域)では昔は藍の葉の生産も盛んで、藍染の職人もたくさんいたようです。現在ではその職人もたった1人。その職人を取り上げた展覧会が近々川口市立アートギャラリー・アトリアにて開催されるようです。
今回参加者たちは葉っぱを一枚一枚枯れたものと使えるものとの選別から始めるわけですが、それらを刻んだりミキサーにかけたり、、染めるまでの長き工程に疲れたり、楽しんだり・・。(葉に尺取虫がくっついて、子ども達は大騒ぎ。(^.^))予定より1時間以上も延長して、ハンカチと持ち寄った長袖Tシャツや、エコバック、ストール、また足袋などのような粋なものまで素敵に染めました。染めている間の待ち時間には、藍の葉を布に並べて「たたき染め」も体験しました。盛りだくさんの内容です。(^^)
ここに書き出せないくらい、工程の中にも面白い要素が。その楽しさは体験した人にしか分かりません。また来年も企画したいと思っています。お楽しみに♪