10年くらい前から、近所の運送会社の社長さんが、親戚が農業をやっているからと、この時期になるとたくさんの果物や野菜を分けてくださります。御本人は絵を描いたりはしないけれど、見ることや作品の収集が好きなんだそうです。
アトリエのモチーフとして、これらの果物や野菜を使わせていただいている事をお伝えすると、最近は頂く量も増えてきました。(#^.^#) 有り難いことです。お礼に、カボチャのプリンをつくって子ども達の作品の写真を添えてお渡ししました。
アトリエでは、モチーフは必ず食べます。かぼちゃは苦手な子が多かったのでかぼちゃプリンにして食べやすくしました。「美味しい~」「食べたくないっ!!」色々でしたが…、(^^;) 気に入った子はレシピを必至でメモして帰りました。本題は「カボチャの絵」なんですが…描いたこと覚えているだろうか…。
アトリエでは、絵を上手に描くことよりも、「モチーフに興味をもつこと」や、「制作の時間って楽しい」と思えることをまずは大事にしています。アトリエに来たばかりの子は、なぜ絵をすぐに描かないのか??と疑問に思っている子も多いですが、何年も通っている子は、はじめる前から、「今日は何食べるの?」「味の色はね~」「見えないものだけど、描き加えちゃおう~」と言っていますよ。(^^)
たくさん感じたことを絵の中に描き加えることで、いろんな色が重なり、混色が生れてきます。混色は絵に深みを与えます。それが、その人らしさになったり、味わいのある絵になってくれます。(これはクリニカルアート(臨床美術)から学んだことですが、すべての表現につながると思います。)
このように描くと、自然と素敵な絵になるんですよ。(^.^)