アトリエはこの春で4年目を迎えます。
workshopを仕事にして12年。しかし、アトリエ(クラス)をもつということは、制作すること以外に、お互いの信頼関係を築きあげることも深くなってきます。
信頼関係がどこまで築くことができているかが、どんな作品が生れてくるかにも、とても関係していると最近感じています。
3月は、様々な理由でアトリエをやめていく子がいます。一人ひとりに対して、その子の作品も含めて思い出があり切なくなります。
そして今年は、初めてアトリエの卒業生を送り出します。
四年生から来ている彼は、3年間のあいだに、少年から青年へと成長していきました。写真は、彼が五年生の時に自らデザインした椅子です。一ヶ月半かけて作りました。家具職人の夫にも協力してもらった特別なレッスンでした。この椅子をとても気に入っていて、今でも自分の部屋に置いていると言っていました。
卒業生を送り出す気持ちとは、こんなものなのかと、
甘酸っぱい気持ちになりながら、桜の満開を待っています。
この後も、たくさんの卒業生を送り出せるように少しでも長く、長く、この場所で続けていけるように…。
子ども達とともに自分も成長していきたいと思います。
(集合写真はぼかしています)
創造アトリエ おおきな木
http://www.ookina-ki.net/