おおきな木では、今年卒業する生徒の在籍するクラスにこの時期、毎年ゲスト講師をお招きした特別レッスンを企画しています。
自分達の好きなモノづくりや、制作の先にある社会にはどのようなものがあるのか。どんな大人がいるのか。
その取り巻きの一部を感じてもらいたいという目的です。
おおきな木では、今年卒業する生徒の在籍するクラスにこの時期、毎年ゲスト講師をお招きした特別レッスンを企画しています。
自分達の好きなモノづくりや、制作の先にある社会にはどのようなものがあるのか。どんな大人がいるのか。
その取り巻きの一部を感じてもらいたいという目的です。
現在、水曜日クラスでは、映像作家の岡江真一郎さんをお招きしてクレイアニメーションを制作中です。
そして、もう一つの月曜日クラスでは先日から、社会法人みぬま福祉会太陽の家より、ステンドグラスアーティストの伊藤裕さんと職員の方をお招きし、明かりの作品制作が始まりました。
クラスというのはメンバーや人の組み合わせによって雰囲気が違います。
一つ一つのクラスの雰囲気や、個性をみていて、興味ありそうだな。こんなことを感じ取ってほしいな。という思いから毎年講師を選出しています。
月曜日のクラスの子ども達には、ステンドグラスの制作に興味があるだろう。ということもありますが、みぬま福祉会のアーティスト達の湧き上がる生の芸術の部分と、彼らをサポートする職員やスタッフの信頼関係(愛情)のようなものを体感してもらいたいと思ったからです。
言葉や説明で理解できるような年齢ではまだないのかもしれませんが、この機会に触れることで、「なにか」がこども達に引っ掛かってほしいと思っています。
他の特別プロジェクトでは6コマを確保している中、このステンドグラスのレッスンでは2コマしか時間がとれなかったのですが、その分、事前のクラスレッスンの中で、障害を持った方の中に、彼らの魅力を活かして作品を作ったり表現したりすることを仕事にしている人達がいること、彼らを支えて社会に発信している人がいることを話しました。
彼らの作品を紹介している最中に、
「障害者ってだけでなんか特別なんでしょ?ずるいよ。」と答える子がいました。とても心にひっかかりました。でも現実的にはそういう子はいます。
話しだけではなく、アウトサイダーアートやアールブリュットの画集、また抽象表現、子どもの絵など混ぜこぜにして、もう一度、子ども達と鑑賞をしてみました。
純粋に素敵だとおもえる絵をみんなで探し、そのことについて話し合ったりしました。すると、「障害者だから…」ではなく、この作品が素敵だとおもった理由を、丁寧に話してくれる子もでてきました。
12月には工房集への見学ツアーも予定しています。
伝えることはなかなか難しいですが、感じ取ってもらう切っ掛けをつくることはできるかもしれないと、おもって始動しています。
□ 社会福祉法人みぬま福祉会太陽の家
http://minuma-hukushi.com/about/