少し時間が経ってしまいましたが、穏やかな秋の陽気につつまれた先週末の三連休には、アトリエの作品展と感謝祭を無事に終えることが出来ました。
前日には準備の為に子どもたちが集まり、販売用のお菓子の仕込み、またworkshop用の材料の仕込みに励みました。また、多くの保護者の方にも今年はお力を貸していただきました。
そして、作品展の展示作業に力を貸してくださったかた、またWorkshop用の材料協力をしてくださったかた、この「作品展」と「感謝祭」には本当に多くの力が集まってできているものだと実感しています。
【ステキな事①】
作品展への出展作品を集める際に、幼児クラスの子ども達の多くが「作品を出したくない!」と。
詳しく聞くと「手放したくない」と言う事だったのです。(戻ってくることが分からなかった様子)自分の作品を大切に思っていることが知れました。また、実際に展示されている自分の作品をみて、とても誇らしくお客さんに紹介している姿がありました。
【ステキな事②】
今年はさらにボリュームのある内容となり、親御様にも準備や当日のお手伝いのご協力をお願いしました。普段出会う事のないクラスの親御様たちが、子育ての相談をし合ったり、趣味の話で盛り上がったりしている様子も見かけることができ、とても心が温まりました。
【ステキな事③】
感謝祭は2年目となりますが、子ども達の成長が感じられました。
昨年は、接客の幼さが目立ち反省会ではかなり注意を受けた子ども達(中・高学年)でしたが、今年は始める前に自分達からこんなことを言いました。
「疲れてくるからダラけてしまうんだよ。だから一時間交代で担当制にするよ。担当者は名札をつけて、その人は責任もってやる。他の人は堂々と休憩にいく。そう決めればいいんじゃない?」
「お客さんには丁寧な言葉でだよね?わかってるって。でも子どもには、親しみをこめてタメ口でもいいってことにしようよ。」
【ステキな事④】
感謝祭は子ども達が主体となったお店なので、色々なクラスの子ども達が当日は当番にはいりましたが、
始めは「あいつ誰?」「ここは私の担当だから」というような視線を投げたり、縄張り争いのような雰囲気もありましたが、気が付けばすっかり仲良くなっている。
そして、普段掃除なんて進んでしない子が、お掃除をするお友達と一緒になってイベント終了後にゴミ袋をもって近隣をまわってお掃除しに行く姿が…。(感動)
人の影響ってすごいですね。
集団でいるといろんな化学反応があり、以外な一面が見えたりします。
作品展や感謝祭をみんなで作り上げるということは、なかなか大変なことではありますが、こうやって子ども達が主体になることで、責任を感じ成長していく。そんな姿をほんの少しみることができます。
創造アトリエ おおきな木は、アトリエではありますが、
どうやら作品を作るだけの場所ではないようです。
そう決めたわけではなく、
子ども達の一言で何かが動きはじめたり、
広がったりと流動的に成長しているのです。
創造アトリエ おおきな木が、本当の「おおきな木」になったときは、
どんな姿をしているのだろう。
創造アトリエ おおきな木
代表:川崎 久美