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【日頃手にするモノが、どのように生れてくるのか–】

2年前の高学年クラスにて、羊毛染めを行い、糸をつくり、マフラーやバック、ランプシェードをつくるプロジェクトをおこないました。その時の羊毛がたくさん残っていたことと、以前から買い置きしていた羊毛が大量にあったことで、今月はフェルトワークをすることに。

フェルトづくりはせっけん水に浸してひたすらシャコシャコ扱く方法です。結果的には、好みがハッキリ別れました。
好きな子は何枚もつくります。そこまで興味ない子はとっとと終わらせて好きな事を始めます。まあ、何事も経験だということで…^^

伝えておきたいことは、
「突然、自分達の前に、フェルト製品があるわけではないということ。」
羊の毛は温かい、それをいただき、洗い、ほぐして、染めて、糸にする(スピンドル等で)と毛糸に。
セッケン水などに浸して振動や圧力を与えて縮絨させるとフェルト(布状)に。(専門家ではないので、知っている程度ですが)
その流れを通して、「みんなが日頃手にするモノが生れているということ。」

ということで、少し前に、越谷にあるソウイさんのところで、予備知識を教えていただき、未加工の羊毛を分けていただき、動物の匂いの残ったままの羊毛を持ち帰りました。

全員が「くっさーーーーい。」「触りたくない~」でした。(そういいながら、結構嗅いでましたが。)^^
強烈な印象は大事です。

大人のように「そうなだんだぁ」「コレがあれに…」と感心する人はほとんどいませんが、(^_^;)「くっさーーーーい」で十分です。

一頭分まるごとの羊の毛を並べてあげたいくらいでしたが、どんなものでも元があることを知ることは大事だと、常に思っています。

羊の毛に関しても現在、人間の都合によって品種改良されているようで、そこから考えることも色々とありそうですが、またそのことは別の機会に考えてみたいなと。

□羊毛と古道具の店 ソウイ
https://www.facebook.com/souwee/

この分野に詳しい店主がおります。話しているだけでも相当楽しいです。また様々な制作体験がもきます。是非チェックを★

【勉強会】

年に3~4回のペースで同業種の先生たちと勉強会という名の集まる機会を設けています。基本的に1人で運営していると、自分の考えや知識が狭くなってしまうから。

また、もともとの得意分野もそれぞれ違うので、多様なこども達に寄り添えるよう守備範囲を広げることも目的としている。技術的な事もだけれど、心の寄り添い方ににおいても、自分の受け取り方しか知らないことはとても危険なことであり、より多くの受け取り方、解釈の仕方、考えがあることを知っておくこは重要だと思っている。

今回は、シルクスクリーンの作家の方をお招きして、小学生くらいの子ども達とでも制作できそうな簡単な方法やコツを教わりました。毎回、勉強会という名目で、自分達が相当楽しんでいるわけですが…。^^
こんなにも「キャーキャー」大騒ぎして、インプット・アウトプットもできてなんとも幸せな時間です。
午後にはどの先生方もクラスがあるため早々に解散でしたが、本当に心から大切な時間を共に過ごさせていただけている。

これらの時間で得たものを自分達の大切な人達に少しでも伝えていけることを願って…。

※毎回そのときに主催となるアトリエの教室を会場とし、アトリエの主宰者がテーマを考えています

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