先週末に行った【種からうまれる】は、とてもパワーの要るWorkshopでした。
なんせ2時間で、石をスペシャルな種に見立て、一人ひとりがイメージを膨らませ、全員の作品と関わり合いながら空間作品を作っていくわけですから。
アーティストがインスタレーション作品(空間芸術)をつくる時、一つのモノを置く位置や、モノ同士、またモノと空間の関わり合いや、それら全体のバランスを考えるのに、自分の全神経や意識を集中させ、じっくり時間をかけて作り上げていくわけです。
今回の子ども達は、アーティストの作品とまではいかなくても、限りなく純粋で等しい程のパワーのもった制作となったようにその場にいて感じました。
Workshopをファシリテーションするというのは、彼らにこれから始まる時間にワクワクしてもらい、考えや思いをいかに引き出せるかであり、そしてそれを形に現すことをサポートできるかです。
自分をすぐにされけだせる子もいれば、なかなか人前で出せない子もいる。静かに密かに出す子もいれば、元気でおしゃべりでも、真の部分に迷いを持っている子もいる。
思いをすぐに形に出来る子もいれば、思いをどうやって表していいか戸惑う子もいる。。
こんな風にしかできない。と思う子もいれば、
こんな風にしてみたい。と言う子もいる。
そんな一人一人違った心の持ち方に、そして表現の仕方に、一人一人に合った寄り添い方、引き出し方が出きるか?が、肝になるわけです。
このような場に置いてのファシリテーションには教科書はありません。色々なケースと出会い、関わってきた中で自分なりに見つけていきます。そしてそれらはライブです。
今回もWorkshopのサポートに、みんなのアトリエいろのは より主催のほさかゆきえさんが来てくださいました。子どもの関わりを長年研究している人なので、大変丁寧な関わり方をしてくださいました。
表現するということはとてもデリケートな行為です。
関わり方を知っているということはとても大切なこと。
私達は同志ですが、自分とはまたちがった解釈をし、関わる姿から学ばせてもらうことはとても多いのです。
子ども達の「種からうまれたもの」
そのことについては、ほさかゆきえさんが書いてくださった丁寧なレポートをシェアさせていただきます。
当たり前の事を書いただけですが、日々の事であり、実はとても難しい事で、光と闇を繰り返し浴びながら続いてゆくであろう、これからのためにも書き留めておきました。
長い文章を読んでくださりありがとうございました。
このworkshopは今月まだまだ続きます。
■アトリエいろのは ほさかさんの書いてくださったレポート → https://ironohaart.com/blog/1082