月別アーカイブ: 2019年6月

フィンランドの図書館事情!

「フィンランドの図書館にみる、居場所の作り方」エコ コンシャス ジャパン代表の戸沼如恵さんがナビゲートするレクチャーに参加。
本日は出張クラスがあり岩槻まで出かけていたため前半を聞き逃してしまうことに…。しかし後半だけでも相当な「問い」や「情報」が。

知っていますか?フィンランドの図書館事情!

噂には聞いていましたが、おどろきの連続でした。

前半はフィンランドの歴史的背景や、国民性や、国策についてのお話だっようでしたが、そこは今回聞けず、(以前参加した時に聞いたことがあるので、一応はカバーできているかな…。)

フィンランドの図書館の居場所の作り方について、
7つ程に的を絞ってお話されていました。(全部メモを取れておらず、覚えている範囲で。。)
これは、図書館でなくても、おそらく誰にとっても当てはまる問いではないかと思いました。

1.図書館は何のためにあるの?
2.誰にとっての居場所なのか?
3.ゾーニングすることで、誰にとっても快適な空間になる
4.多様性への対応
5.利用者の声を聞く

1.の図書館は何のためにあるのか?

一枚目の写真の英語表記にあるように、情報収集や、学びの為であったり、リフレッシュしたり(カフェがあったり)、本を読んだり借りたり、イベントに参加したり…、このあたりは日本でもあるかもしれませんが、

友達と会ったり、ただリラックスした時間を過ごしたり、(なんとなくリラックスしに行っていいところ??ウダウダできる巨大なクッションや秘密基地のようなテントまである!)

大人や子供や、その家族のために多彩なイベントを提供し、誰もが平等であり、幸せを感じられるようなコミュニティづくりを目指しています–。
というようなことが書かれています。(ものすごく前向きな姿勢を感じる!)

そして、家庭の居間(リビング)のような存在であることを目指している。(ここには書かれていないが)とのことでした。

多彩なイベントというのは、市民のダンスの発表や、アートの発表であるだけでなく、なんと、ソーイングルームがあったり、創作ルームがあったり、楽器の練習をする部屋があったりもするのです。また演奏するだけでなく、コンサートをしたり、録音をすることもできる。そして、そこには常に専門家が在中しており、教えてもらう事もできる。また楽器は貸出までやっている。それも、コントラバスのような大きなものまで…。しかもそれらのサービスは無料なのです!!よ!

望めばいつでも学ぶことができ、チャレンジできる環境がある。

フィンランドには「学び直し」ができる教育システムがあります。学校を中退してしまった人や、働いてからやりたいことに気が付いた人、移民の人や全ての人が、学びたいと思った時に、学べる機関がある。(無料)

また、子どものザワザワした時期も(ゲームルームがある)、思春期のウダウダした時期も(近くに自分を助ける本があり、親以外の大人がおり、音楽や創作の専門家がいる)老年期の居場所としても、図書館が受けとめてくれる。

また、

世界各国の言語の本が置いてあり、様々な国の人が働いている。(そのことで、誰もが受け入れられている事を感じられる。)

意図的に、編みかけの編み物が置いておいたり、つくりかけのパズルが置いてある。(来た人が続をやることができる)

誰もが、何らかの形で、図書館に来れる(居てもいい)環境が作られている。

そして、「ゾーニング」では

図書館でいうならば、読むだけでなく、聞くこと(オーディオbook)で対応するエリアがあったり、クワイエットルーム(静かに本を読みたい人用の部屋)であったりすることで、あらゆるタイプのニーズに対応していること。

また、本の整備の仕方が、作家名や、アイウエオ順だけではなく、感情ごとに本が選別されている(その日の心の状態で必要な本が探しやすくなっている。)など、
人に対しての気配りには、本当にもう感動しかない。

まったく書き足りないが…、

私が気になったのは、図書館の職員はどんなにマルチな人材なのか!?ということ。
本を管理するだけでなく、サービスの在り方のアーティスティックな視点、人を人で見守る考え方、それらは職員全員がもっているものなのか??

フィンランドの人々は、
「将来、何になりたいか。」
ではなく、
「自分は、どんな人になりたいか。」を
幼少のころから考える習慣があるようです。

その

「どんな人になりたいか。」

という考え方が、これらの社会的な在り方を生みだしているような気がします。

なんだかすごくわかる気がしました。

■ エコ コンシャス ジャパン
http://www.e-c-japan.co.jp

 

放課後の時間

本日はNPO放課後アフタースクールの10周年記念フォーラムに招待していただき会場となる聖心女子大学へ。
会場では、たまたまですが私の前の席に元プロ野球選手の古田敦也さんが座っていらしてかなりミーハーな気分に…。^^

2年前よりNPO放課後アフタースクールが入っている星美小学校と開智小学校のアートクラスを担当させていただいています。スタッフの方々の志しが高く、いつも期待を持って接してくださるので、こちらも気合いが入ります。

今回フォーラムに参加してみてこの会社のスローガンやユニークな平岩代表の人柄を知り、とても納得できました。
会社は代表者の人柄が出ますね。

会場にはたくさんの専門家や知識人が集まっていました。
多くの方が、これからの子どもの未来を考え、力になろうとしといる人たちです。

低学年が年間、学校で授業を受ける時間が1200時間、放課後や長期休暇にアフタースクール(学童)で過ごす時間が1600時間だそうです。
その1600時間を、

・子とも達が自分で考えて、決めて、選べる。学べる。体験する。形にする。

・先生や家族でもない大人と触れあう。

・「こんな生き方もあるんだ」と色々な職業の人達に出会う。

・企業と関わる(体験学習)ことで社会の仕組みを知る。

など、豊かな出会いの場として、アフタースクールを位置付け、それらを当たり前のように、全ての子供達が受けられるように全国展開を目指しておられるとのことです。
放課後アフタースクールはその活動内容でグッドデザイン賞を何度も取られているのも納得です。

おおきな木がこのNPO放課後アフタースクールから声を掛けていただけたのも、幾つかのご縁がきっかけなのですが、
「 “自分の志しや、やりたい事” は常に口に出していると思いもよらないタイミングでチャンスがやって来るものだ!」と改めて思います。

本日のフォーラムに参加して、背筋が伸びる思いで、素晴らしい方々との時間を過ごさせていただきました。
おおきな木の今後の展開を考える良い機会にもなりました。

■ NPO放課後アフタースクール https://npoafterschool.org

 

「自分を見つめる」

6月は「自分を見つめる」をテーマに。新学期の緊張感と、運動会後で少し身体も疲れているかとお思うので。
今週はどのクラスも、自分が感じたことをクロッキーしました。【楽しい】【悲しい】【怒り】を色や線に置きかえてみます。怒りはとりわけ日頃、表に出しにくいようで、それはそれは皆激しく、立ち上がって、力をいれて描いていました。^^
面白いのが、【悲しい】を表現するのに斜めの線が多い事。みんなに「どうして斜めの線が多いのだろうね?」と聞くと、「下がるイメージがあるのでは?」とのこと。なるほど。
お楽しみで、【味】も表現してみよう!ということで、沖縄の塩黒砂糖と高知の小夏を用意し、好きな方を選んで食べて描きました。目を閉じて、みんな色々と味を分析しているようでした。甘味、苦味、酸味、エグ味、でもどこか爽やか…など言いながら。。

最後に、自分をイメージした色を2色選び、木製パネルに塗りました。ここに来週は、コラージュを施します。

【他愛のない会話の時間もなんかいい】

春からどのクラスも、三原色で色の実験を続けていました。絵の具や、粘土、学年によっては(和紙を使って色の重なりを体感)、三原色で様々な色に変身することを、からだが覚えるくらいやりました。
 
 色の実験は、それはそれは魔法のようにワクワクするもので、
「私の好きな色ができた!」
「●●な色ができた!」
「見てみてッ!こんなにたくさんの色がつくれた!!」といった具合にそれはそれはもうワクワクしっぱなしです。
 
高学年には雑談の余裕もでてくるので、時折面白い話題で盛り上がります。昨日のクラスでは、学校のプールの様子を話題にしていました。
「俺の学校、プールのシャワーは半端なく冷たいんだよ!だから寒ーいの!みんなの学校はどう?」
「うちはあったかいよ!」
「マジ?温水??」
「いや、太陽のせい!」
全員:(ワハハ)
「俺の学校は冷たいけど、うまくシャワーの出ないところを通って過ごしてるから!」
全員:(ワハハハッー)
 
次の話題は、兄弟姉妹の自分はどの部分なのかについて。
「みんな兄弟いる?」
「おれんち4人兄弟の一番上」
「私は下、お姉ちゃんがいるけど、全然遊んでくれない。遊んでくれる、兄ちゃんが欲しかったな~。」
「うちのお兄ちゃんいるよ。一緒に人形であそんでくれる。でも、私はお姉ちゃんになりたい。そして、一緒にあそんでげたい~。」
「兄ちゃん、人形遊びにつきあってくれるの?スゲーな!」
「お姉ちゃんになりたいの、わかる~!」
続く…
 
と言った風に、どのクラスも、制作に余裕のあると、兄弟姉妹や、学校の話が話題にあがる。時々、「嫌な事があってさ…」なんて話題が出てくることも。
 
クラスによっては全員が他の学校であったり、学年が違ったりします。
その中で、話題を共有することで、なんとなく共感したり、意見を聞いたりしてるようです。
 
好きな事に没頭しながら、時々、他愛のない話題で盛り上がっている彼らを見ていて「幸せな時間だな~。」ふと思いました。
 
大人になった今、目をつむった時に、自分が幸せを感じていた記憶は、何か大事なことを教えてもらったことよりも、「自分が自分でいれた場所」なんですよね。
 
自分の時間感覚で生きるって、とても幸福な事です。
 
アートを通して伝えたいことはたくさんあるのですが、
そこに偏らないように。。
 
幸福に満たされた彼らの作ったものは、とても素敵な世界観が出ていました。