6月に入り、少人数制にてアトリエを開所しています。クラスを分散にしているためコマ数が増えているので、連日バタバタとしていますが、その分、一人ひとりの子ども達とじっくりコミュニケーションが取れるので充実感があります。4月に新しく入会した“初めまして”なお友達もいるので、これはこれで良かったのかもしれません。
さて、自粛中は子どもも、大人もそれぞれ、不自由を感じたり、逆に新たな価値観に気が付いたり…と一人ひとり感じるものがあったことだろうと思います。どちらかというと、私は後者の方で、
世界中平等に与えられたこの生命存続の見直しの機会をどう考えるのか?
たいそれたことは思いつきませんでしたが、
ものすごく身近で当たり前なことから始めてみました。
・病気をしない身体づくりのために、安全で安心な食事をする、そして安心安全な生産者を支持する。
・歩いて移動する。(自然界・都市の変化に気が付く)
・生産者・創始者・企業の志をみてモノを選ぶ。
・本当に必要なものか考える。
・誰かの笑顔のためにできることをする。
など…(本当に些細だけれども…)
これらは、時間に流されていては、自分にはなかなか出来ないことでした。
実は自分の身体に向き合うことから考えさせられたことが多く、人間の体というのは本当によくできていて、さまざまな抵抗や、変化が常に起こっている。そのことをちょっとわざわざ考えてみることが、意外にも鍵であるように感じました。
人間や自然の本来もっている力やシステムをじっくり見ること。
人間の体は小さな宇宙で、そんな自分の身体の声を聴きながら生きることは、他者や、社会や、宇宙との向き合い方にも繋がっていくものだと実感しています。
さて、久しぶりの子ども達の制作。やはり実際にその過程を共にすることの喜びはなにものにも代えられません。
何もないところから生み出すことの喜び、迷い、苦しみ、ヒラメキ、想像の飛躍…、それらの時間を経て現れた一人ひとりの表現のなんと美しいことか。










