毎年6年生のいるクラスでは、ゲスト講師を招いた特別プログラムとして“卒業制作プロジェクト”を企画しています。
・「好き」を仕事にしている大人に出会う。
・自分達の「好き」は将来どのように繋がるのか?
アートやデザイン、モノづくりの広い世界の一コマを見せてあげたい思いからです。
今年は銅版画家の馬場知子さんに来ていただきました。
2ヶ月じっくり取り組みます。
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これまでには、(ブログより活動の様子をご覧いただけます)
2016年…「オリジナル椅子づくり」(計6コマ)hummingbird
https://ookinaki.wordpress.com/2015/09/
2017年… 「手紡ぎ糸による織作品づくり」(計6コマ)citron_studio
https://ookinaki.wordpress.com/2018/01/06/
2018年… 「クレイアニメーションづくり」(計6コマ)岡江真一郎氏(映像作家)
https://ookinaki.wordpress.com/2018/09/27
「ステンドグラスによるランプづくり」(2コマ)伊藤裕氏(工ステンドグラスアーティスト)
https://ookinaki.wordpress.com/2018/10/30/
2019年…「ファッションデザイナー体験」(計3コマ)秋山梓氏(ファッションデザイナー)
https://ookinaki.wordpress.com/2019/11/19/%E3%80%90
の企画をおこなってきました。
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先月からスタートした「銅版画」のレッスンでは、
初日、
・作家の活動紹介
・銅版画とはどういうものか?
・講師の作品鑑賞
・ミニワークショップ
と、お話と体験を織り交ぜて、テンポよく子ども達に分かりやすく教えていただきました。
とにかく、普段のアトリエにない、“刷り機”が運び込まれていることに、大興奮の子ども達!!^^
銅という普段あまり見かけない金属(10円玉ですね!)を手にし、それにグランドという茶色い液体をひき、そこにニードル(先に細い針がついたペンの)で描写、そして、描くことで膜がはがれた部分のみが、薬品に漬けこむことで腐食(溶ける)され溝ができる。その溝にインクを刷り込んで刷り機で刷るという…。(なかなかうまく伝えられませんが…(^-^;)
大まかにはそんな工程なわけですが、抽象表現を得意とする馬場さんからは、
「自身の意図した線や、無意識の痕(偶然現れる線や点など)を、自分なりに活かしていくように作ってみましょう。それを繰り返しながら制作を進めていくと、予期せぬ素晴らしい世界を目にすることになりますよ。それがこの制作の面白いところです。」
とアドバイスいただきました。
高学年のみんなが、それらをどう受け止めて制作していくのか…、今後注目すべきところかと今からワクワクしています。^^
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自分だけの世界は小さいけれど、繋がりをいかせれば、世界はどこまでも広がる。
そう思って、毎年この時期には、これまでのご縁を辿りながら様々なアーティストの方々にご協力いただいています。^^
創造アトリエおおきな木






