2月、3月はとにかく慌ただしく過ぎていきます。色々な制作をして過ごしていましたが、ちっとも紹介できていません。可能な限り子ども達の素敵な姿をお伝え出来たらと思います。制作の技術的な部分の上達を求めてくる年頃の高学年クラスの子ども達と、年明けから時間をかけて、「形をとるということについて」、また「色の豊かさについて」、様々な角度から取り組みをして気づきを得た後に、全員でオイルパステルを使った「逆さ模写」をしました。(逆さ模写については、ここで詳しく説明しませんが、調べていただければ何のためにやっているのか理解いただけると思います。)とにかく全集中の呼吸で取り組んだゴーギャンの作品。担当のピースを逆さまで描き写し、混色して仕上げました。静かな部屋に時々漏れるため息…(^^;途中、「ああああ、もう無理だ~!」と叫ぶ子。黙々と描く子、いろいろ。それぞれが時間をかけて挑んだ逆さ模写を最後につないだ時は、「おお~~!!」と思わず拍手が!(^^)「丁寧に描いた分、いい仕上がりになってる!」と発する子。それに気づけたことはよかった。鑑賞会は時々やっていますが、今回はとくに一つの作品を共同に時間をかけて取り組んできたので、鑑賞会も丁寧に行いました。アウトプット鑑賞。この作品から読み取れることを思いついたまま発してもらい、それはどうしてそう思うのか?とさらに深めていくもの。最後にこの絵の解説もしました。この作品の解説は子ども達には少し難しかったようですが、作品に鑑賞の難しいルールというものはなく、素直な視点で作品を楽しむ方法をまずは体験できたのではないかと思います。この作品もきちんと額装してアトリエに飾ろうと思います。また今年の作品展でお披露目します。お楽しみに。






